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2004年8月30日 まつもと市民芸術館小ホール
お互い大金持ちの父親を持つオクターブとレアンドル。二人は父親の留守中に身分違いの恋をしてしまう。母親を亡くしたイアサントと勝手に結婚までしてしまったオクターブだけどなんと父親が結婚話を持って帰ってくるという。しかもその相手はレアンドルの父親がどこかの女に生ませた子供!?レアンドルのほうはジプシー娘のゼルビネットに夢中だけど、金を出さなきゃ娘はジプシーと共に他の町へと行ってしまう。この二人の下僕、スカパンとシルヴェストルが動き出す。 大反対運動があったまつもと市民芸術館(元市民会館)が完成し、サイトウキネンフェスティバル(大ホール)とこのスカパン(小ホール)でこけら落としです。私もはっきり言って市民会館をこんな立派な施設にすることはないと思っていた一人なんだけど、できちゃったもんはしょうがない。さて、どんな建物になったのかなぁと思って行ってきました。市民会館の頃は大通り沿いに公園があったんだけど、そんなものはなく、通りに面して大きな建物。照明がきれい。正面から入ると大きな階段と斜めの動く歩道みたいな(階段のエスカレーターじゃない)もの。すばらしくゆったりときれいですわ。今回の座席ははんちゃんがとってくれたんだけど、正面だけどちょっと後ろの席と最前列だけど舞台横の席、迷って舞台横の席。「それってどんなもんよ?」よくわからないまま会場に入ってみると、ものすごくこぢんまりしていていい感じ。下北沢の小さな劇場を思い出す。ここならどこに座っても舞台から近いね。それにしても舞台横に決めた私たちの席、ほんとにすぐ横だった(^^; 全く段差もないからそれこそ手を伸ばせば届くくらいの席。びっくり( ̄□ ̄|||) ほ、ほんとにいいのかぁ、こんな近くでジャニーズ見て(笑) ジャニーズには年期が入ってる青ちゃんも、こんなに近くでは見たことがないらしい。パンフレットを見ていたはんちゃんがぼそっと「串田和美さんて【かずみ】じゃないんだね」えっ。。。私もそう思ってたんだけど。正解は【かずよし】さんだそうで。知らなかった。この串田さんがまつもと市民芸術館の初代館長さん。私は名前だけは知っていたけど実際に観るのは今日がはじめて。話はフランスの古典だそうで。上演前に「確かに最前列だしものすごく舞台に近いけど、もしかして私達は役者の背中や横顔しか観られないんじゃない?」と話していたら、その通りだった(ーー; 時には横並びになった向こう側の役者さんが何やってるのかよく見えないってことも。しょうがないんだけど。そのかわり、岡本健一演じるシルヴェストルが左右の席にやってきて演技してくれるっておまけ付き。劇中でスカパンに命じられてイアサントの凶暴な兄貴を演じたシルヴェストルは剣を振り回して図に乗り、客席にまでつっこんでくる。そこでのターゲットの一人が青ちゃんだった(笑) 「えーい、死ねー」とシルヴェストルに3回も斬られた青ちゃん。横で見ているはんちゃんは大爆笑。ただ困ってるだけの青ちゃんから離れて今度は正面の客席に行き、男性に向かって「死ねー」何度か斬られた男性が死ぬまねをしたら「やっと死んだ」場内大爆笑。後でその時の話を3人でしていたらはんちゃん曰く「剣を両手で持てば(真剣白羽取りってやつ)よかったのにー」はんちゃん、たぶん岡本健一君は一瞬にしてこいつ(はんちゃん)に剣を向けたら自分よりおもしろいことやりそうだと思って素直そうな青ちゃんにいったんだと思うよ(--#) 舞台はスカパン役串田さんがほとんど出ずっぱり。あと二人のお父さん達。この方達がまた芸達者でおもしろいんだ。さすがだなぁって感じ。あとの若者は役の割にはあまり登場時間長くないような。私が一番見たかった市川実和子ちゃん、モデルの割には小さいけど、顔も小さいし、やっぱきれいだわ。実和子ちゃんの相手役MAの屋良くん、ずいぶんヒールのある靴をはいて登場、まずそこに目がいっちゃった(^^; でも声はいい(でもって何(笑)?)、パンフに歌はすごいって書いてあったけど、たぶん本当だろうなぁと思わせる声。青ちゃん&はんちゃんにジャニーズは全体的にちっこいと聞いていたけど、それは本当。テレビだとすらっと背が高そうに見えるけど実物は小さいんだわ。スカパンの口八丁でまんまと親父達から金をまきあげ、大成功!ってとこで終わらず、バカなスカパンは調子にのってケチなご主人様をやりこめようとして失敗する。ここからがもの悲しい。こういうとこがフランスっぽいのかなぁ。よけいなことをしなけりゃそのまま終わったのに、ラストシーンはスカパンの死。この死ぬ演技が鳥肌たつくらい上手いなぁと思った私。ストーリーのところどころに挟まれた町の生活を一瞬見せるようなシーンや、最後のスローモーション、舞台の見せ方っていうのかな。ただ結末にむかってたんたんと進むのではない、映画やテレビのようにも感じる、こういうのが演出っていうのかな。それが全く嫌みじゃないっていうか、すっと頭に入ってくるのがいい。喜劇なのに最後にきゅっとひきしまるような、ちょっとせつない感じを残す終わり方も。最後まで一気に観ましたぁっていう感じです。カーテンコールは出演者全員が会場中を走り回って大盛り上がり。楽しい一夜でした。そして、大ホールはまだ知らないけれど、この小ホール、おおいに気に入った!これからたくさんのお芝居を観たいなぁと感じさせてくれるホールです。 2004年10月11日 日生劇場
あらすじはアカドクロと同じ 今年二度目の新感線〜(*^^*) うれしいな〜っとうきうきモードです。アカドクロのレポートを見ていただければおわかりかと思いますが、ものすごーっく良くてすっかり新感線にはまりました、私。今回のアオバージョンはメインキャストを総入れ替えなのでたぶん、想像では、新感線てよく知らないんだけど、まったくアカと同じではないんだろうなと思いつつ、あいかわらず座席は2階E列(^^; なにしろ東京行くだけでお金かかるもので。日生劇場はそんなに広くもないので大丈夫だろうと。さて、前回の新国立劇場で観た時はなんとびっくり最後列だったんだけど、今回はちょこっと前、でもステージに向かって左寄り。よーく見るとこのアオドクロは花道を使うってのが一つの売りなんだけどその花道がステージに向かって左側だった(泣) 一階にいないと全部見えないじゃん。まぁ、しょうがないんだけど。でもそのへんはしっかり計算されていたのか、ちゃんと2階席左寄りからも見える位置で決めポーズをしてからだーっと花道を走って行くという演出だったから良かった良かった(^^) あれが見えなかったらかなり悲しいもんねー。染様の見得をきるところとかさ。染様・・・いろいろは語りませんがあまり好きじゃないのだ>く〜りん でも初めて生で見るってことに関してはもちろん興味あり。今をときめく鈴木杏ちゃんや佐藤アツヒロくんはものすごく見たかったけどね。定期購読しているシアターガイドによると「オープニング注目」だそうなので楽しみにしていたらいきなり染様が出てきて踊ってました(・_・; 「僕が踊るとしたらカウントがひぃふぅみぃになると思います」なんてインタビューに書いてあったけど、うーん、どうかな。近いものがあるかも(笑) さてそんな注目の染様、舞台だとみんなそうなるのかもしれないけど、なんだかやたらうわずったような声で私はどうも好きになれない。演技もたいして上手いとは思えないんだけど、どうなの?それにどうしてもアカの古田さんと比べちゃうと『いかにも遊び人風な軽〜い捨之介』って雰囲気が出てないっていうか、天魔王にしても重みが出てないっていうか・・・・・。もう観る前からはんちゃんには「私、染五郎はあまり好きじゃない」って宣言してたけど「舞台観たらけっこういいかもよ」と言われ、そーかもそーかもって思ってたらやっぱりだめだったという(^^;;;ただそれだけのことかしら?そして注目の鈴木杏ちゃんの沙霧は、アカの佐藤仁美さん・・でも、どっちでもいいかなーみたいな(^^; 要は、二人とも同じに見えたっていうか。まぁでも今度ジュリエットを演る杏ちゃんがこのお転婆娘の演技もこなすっていうとこが見られて良かったかな。もう一人の注目、佐藤アツヒロくん、こちらも、うーん・・どうかな・・・最近やたら舞台でご活躍だからかなり期待してたんだけど・・うーん・・(--? さて(^^;、この舞台間違いなく名場面は捨之介とカンテツの『百人斬り』でしょう。こちらはアカより迫力あったよぉ。捨之介がかっこよく斬ってる周りでカンテツがもう走るは回るは飛ぶはの大活躍。すごかったぁ。贋鉄斎とカンテツの師弟コンビのシーンもおもしろかった。あ、ちなみにアオではカンテツという贋鉄斎の弟子役は出てこないの。そういうちょこっとしたところがアカとアオでは違う部分があったりして、でも大筋は一緒なのでラストシーンは同じ。カーテンコールは、、、やっぱりアカに軍配。役者さんがみんな楽しそうだったもん。でも何度も何度も出てきてくれたところはアカ、アオ、同じでうれしかった(^0^)! ちなみに劇団☆新感線HPはこちら K-BALLET COMPANY「ドン・キホーテ」 12/3 2004年12月3日 まつもと市民芸術館 *感想は後日*
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